カナダは経常収支などが黒字であるという、先進国の中で優秀な国であると考えられていますが、それでも為替は大きく変動しています。1990年代は円高が極端に進み60円を切るという局面もありました。
その後は、少しずつ上昇していって、2007年代には125円まで行きました。しかし、2008年に金融不安によって、また下落局面、それも、ものすごいスピードで起こりました。現在は90円の手前推移しています。
カナダの相場を考えるときには、アメリカの経済について考えなければなりません。カナダはアメリカとの貿易関係がとても深いです。
カナダの輸出は全体の5分の4はアメリカです。ですから、アメリカの景気次第によって、カナダの為替相場も動く可能性があるということです。もちろん、アメリカが好景気になった場合は、その影響がカナダにも生じるということです。
為替に関しては、資源国であるということも留意しなければなりません。カナダは原油を産出しています。原油の埋蔵量に関しては、サウジアラビアが第1位ですが、第2位はカナダです。
中東に原油があるという考えが我々にもあるとおもいますが、中東には同時に地政学的なリスクが潜んでもいます。原油に関して、世界各国がカナダに対してどのようなスタンスをとるのかも注目する必要があります。
時折石油価格が高騰することがありますが、原油を輸入しているアメリカと原油を産出しているカナダでは、ここに関しては同じ動きをすることはあまりないでしょう。
実際に2005年に石油価格は急騰し、日本でも連日新聞の記事になっていましたが、この時も米ドル円は下落する反面、カナダドル円は上昇しました。原油だけではなく、天然資源に関しての価格についてはしっかりと把握しておく必要があります。
他の指標もしっかりと考えておかなければなりません。失業率は8%を超えています。日本が5%台ですから、これは、大きな問題と考えられるでしょう。
失業率の変化も視野に入れておく必要があるでしょう。住宅着工件数や、GDP、消費者物価指数などもチェックしておく必要があるでしょう。
繰り返しになりますが、カナダ通貨を取引する場合は、カナダ国だけではなく、隣国であり大国であるアメリカの動きをしっかりとつかむ必要があります。
そして、資源国であることを忘れずに、資源価格に関してもチェックをしておき、カナダで産出される資源価格に変動があった場合は、どのように動きが予想されるのかを考えてみましょう。
スイスフランは有事の時には買われることがあります。しかし、これは逆に考えてみると、何もなく平和な場合は、大きく買われることもないとも言えます。為替相場ですから、自国の景気が悪い場合は、当然ながら下落してしまうこともあります。
実際に、20世紀の終わりごろは、スイスは不景気でした。その結果して、スイスフランはどんどん下落してしまいました。60円ぐらいまで下落したのです。100円ぐらいから60円まで下落してしまったのだから、大きな下落でした。
しかし、それ以降、少しずつ景気が上昇・安定をしていき、また、世界的に国際情勢の緊張が高まってきたことも背景にあり、少しずつスイスフラン円相場は円安局面に入っていきました。2007年には100円を超え、105円まで上昇しました。
しかし、スイスはアメリカから発した金融不安の影響を避けることはできませんでした。現在は90円近くで推移しています。他の相場に比べれば、被害は少なかったのですが、それでも、やはり損をしてしまった人がほとんどだったでしょう。
今後のスイスフラン相場考える場合、スイスフラン円だけで考えてはいけないと思います。何度も書いていますが、スイスフランは「有事の時」の避難通貨として買われる場合があります。
ですから、スイスフラン円だけの相場を見るのではなく、例えば米ドルスイスフランやユーロスイスフランの相場もしっかりと把握しておく必要があるでしょう。特にドルスイスフランは21世紀に入ってから、スイスフラ買い米ドル売りが原則続いています(もちろん、ある程度の変動は当然にありますが)。
こう考えると、スイスフランだけを単独で買うということはあまり勧められないかもしれません。この通貨はリスク回避の通貨として考えたほうがよい、つまり、他の通貨を軸にして売買をし、それに関連として、保険という位置づけとしてスイスフランの取引をしてみるといいのではないでしょうか。また、政策金利も低いですので、スワップ目的の保有も難しいところがあります。
スイスの国自体の経常黒字も好材料になっています。また、国際情勢の地政学的なリスクの観点からもスイスフランの動向を予測する必要もあるでしょう。一方で、スイスフラン高を防ぐという動きも考えられます。様々な指標や、国際情勢を見ながら、どっちに動くかを考えていきましょう。いつまでも一方的に動くことはあまりないです。どのように動いていくか、臨機応変に対応していくためにも、情報を収集していきましょう。
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取り扱い通貨ペア数は20種類で、複数の通貨ペアで組み合わせて取引すれば、リスク回避対策になります。入金が可能な通貨は、日本円・米ドル・ユーロ・英ポンドなど10種類の通貨での入金が可能です。
イギリスの中央銀行はイングランド銀行です。このイングランド銀行は1694年に設立された伝統ある銀行です。イングランド銀行はBOEと呼ばれています。中央銀行としての役割としては、1998年に制定された新しいイングランド銀行法によって、さらに強化されたと考えられています。
ほかのところでも書きましたが、イギリスといえば物価の問題が考えられます。物価高があるということと、失業率の問題というのは、切っても切れない関係であると考えられます。
BOEは、この物価高の問題を解決することを第一にしています。ですから、政策金利を決定するときも、物価のことをふまえて設定すると考えておくとよいでしょう。政策金利と同時に物価に関連する指数も調べておくとよいでしょう。