中央銀行はイングランド銀行で、現在の政策金利は0.50%です。日本が0.10%ですから、低金利であると考えられます。国内総生産は世界でも上位に入っています。ただ、最近は日本同様に住宅価格の問題や個人消費の問題で成長率が伸び悩んでいます。
日本同様にアメリカのサブプライムローン問題によって、金融不安が生じました。その時に、為替も一気に円高ポンド安になりました。1ポンド200円あったのが130円まで下落したのですから。買いから入った人は夜も眠れなかったのではないでしょうか。損切りするにしても、苦渋の決断だったと思います。
また、GDPが伸び悩んでいる点も気になります。予測自体も消極的になっています。ですから、発表の前後で取引する場合は、情報をしっかりと把握しておく必要があるでしょう。FXの取引をする上では、やはり、主要な発表日をしっかりと把握しておくということは基本であるでしょう。
英ポンドの通貨を見てみると、一日の値動きの幅がとても激しいということが挙げられます。2円3円は当たり前に動きます。ですから、初心者の方は扱うのに難しいかもしれません。また、保証金額も他の通貨に比べて高く設定されている(それでも、昔よりは低くなったが)ので、どちらかというと短期トレード向きということになります。
以前は比較的高い政策金利だったので、多少証拠金が高くてもスワップ狙いをすることも可能だったのですが、今のような低金利ではそれを求めるのはまず無理だと考えた方がいいでしょう。さらに、値幅が激しいので、短期トレードの場合は、一定の損切りラインを考えておかなければならないでしょう。
今後のポイントとしては、まず、イギリスがユーロに参加するかどうかということが考えられます。イギリス国民は英ポンドに誇りを持っているので、ユーロ導入に賛成派は多くありません。
しかし、今後ヨーロッパ諸国との関係、イギリス経済情勢、そして、世界規模でのイギリス等様々な観点から考えて、どのような方向に行くかを注目しておくことは、とても大切なことではないでしょうか。
金利の動きに関しては、利下げは終わりなのではないかという流れが出ています。もっとも、0.5%まできているという事実もありますが。それよりも、GDPの伸び悩みや、経常と財政の赤字が拡大していることが気になります。ですので、金利関連、貿易関連の指標発表の前後は注意しておく必要があるでしょう。
特に消費者物価指数に関しては要注意です。イギリスは物価が高いというのは有名で、知り合いもイギリスに旅行に行ったら、物価の高さに驚いたと言っていました。
一時期の200円台に比べれば、140円前後の現在では若干感覚が違ってくるかもしれませんが。もちろん、イギリス政府もこの物価高を無視しているわけではありません。現在イギリスは消費者物価指数を昨年比で2%上昇以内で抑えることを目標にしていますので、この点にも注目しておくべきでしょう。
スイスの中央銀行は、スイス国立銀行と呼ばれています。SNBと呼ばれています。スイスの政策金利の特徴は、他の国と比べて常に低金利の方向で決定されているということです。
もちろん、景気が上向きの場合はそれなりに上昇はしましたが、それでも、他国に比べれはそこまで多くすることはしませんでした。現在も低金利状態です。
イギリスの中央銀行はイングランド銀行です。このイングランド銀行は1694年に設立された伝統ある銀行です。イングランド銀行はBOEと呼ばれています。中央銀行としての役割としては、1998年に制定された新しいイングランド銀行法によって、さらに強化されたと考えられています。
ほかのところでも書きましたが、イギリスといえば物価の問題が考えられます。物価高があるということと、失業率の問題というのは、切っても切れない関係であると考えられます。
BOEは、この物価高の問題を解決することを第一にしています。ですから、政策金利を決定するときも、物価のことをふまえて設定すると考えておくとよいでしょう。政策金利と同時に物価に関連する指数も調べておくとよいでしょう。
南アフリカランドは現在12円前後を推移しています。政策金利は7%。高い金利だなぁとお思いなられるかもしれませんが、以前はもっと高い政策金利でした。2008年は12%という高金利だったのです。
しかし、世界的な金融不安は南アフリカにも影響を受け、段階的に金利が引き下げられてきました。それでも、政策金利が高いと思われるのは当然でしょう。他の通貨と違って、短期トレードではなく、スワップ目的での長期取引も可能だと思っております。
ただ、地政学的なリスクによって、大幅に円高に動いてしまう可能性も否定できません。ですから、長期取引の場合は、ある程度ゆとりのある資金で行うといいと思います。
2000年代で考えてみると、8円から20円近くまでと値幅は大きいと考えられます。以前はもっと円安ランド高だったのですが、景気や雇用などの問題などからどんどん下がり続けてしまいました。
南アフリカランドを取引するにあたり考えなければならないことは、どうも他の国とは少し違うような気がします。まずは、南アフリカで産出される資源価格をチェックする必要があるでしょう。
確かにカナダやオーストラリアも資源国でありますが、南アフリカ共和国は金やプラチナという特別なものが産出されるという点が特徴的です。ですから、他の産出国よりもそれらの資源の価格の変動が為替に影響することが大きいと考えられます。
今後の政策金利がどう動くかは当然ながら注目しなければならないでしょう。南アフリカの中央銀行にあたる機関はSARB、南アフリカ準備銀行です。今までのようにさらなる高金利に戻るのか、今のままを維持するのか、それとも下げるのか、動向に注目しましょう。
金利が上がっていくのであれば、スワップ金利目的で円安ランド高になる可能性も高く、金利が下がれば、反対に動く可能性も高いので、注意しておきましょう。
他の国にはないリスクを考えなければなりません。南アフリカでは起こる可能性が少ないが、周辺の国々で起こる、あるいは実際に行われてしまっている内戦による影響や、治安が悪化してしまう可能性、失業率の推移などが挙げられます。
2008年のデータによると、失業率は22.9%。高い以外に言いようがないです。これをどう改善していくかが大きな問題であることは言うまでもないでしょう。
このように、南アフリカ共和国に関しては、一期間のまとまったデータよりも、国内外の日々の動きをチェックしておくといいということになります。