ユーロ円という関係で考えてみると、導入時は90円前後でした。その90円前後から一時期160円を超えるまでに円安ユーロ高になりました。ここで、儲かった人も多かったでしょう。
しかし、米国の金融不安から、ユーロもつられて下落する形になり、一時は115円を切るところまで円高になりました。現在は130円台で推移しています。政策金利は現在のところ1%という低金利であります。ですから、スワップ狙いで保有しておくということはお得ではないといえそうです。売買差益を狙うのが主流になるでしょう。
ユーロ取引をするにおいて考えておかなければならない指標としては、ユーロ圏の中でも大国であるドイツに関連する指標を調べるということです。まずIFO景況感指数というものに注目しましょう。これは、ユーロ圏の現況を把握するためには好材料の指標であるので、発表前後は注目しておく必要があります。このIFO景況感指数に関連して、ZEW景況感指数も大切な指標です。これも欧州の現時点での景況感を把握するために欠かせない指標であります。
現在、ユーロ圏は景気回復が見え始めていると言われています。ただ、欧州中央銀行の主要人物の発言からはまだ完全に景気回復にならないということが読み取れるのです。総裁は現在の金利は適切であると述べています。これは反対に考えると、今の金利が続くということもあるとも取れます。ですから、今後金利に関しての発言も注意してみましょう。
もちろん、上記の指標だけでユーロを分析するのは難しいでしょう。他の国同様にいろいろな指標を調べて、総合的に判断していく必要があるでしょう。例えば、失業率の推移も考える必要がありますし、生産者物価指数や経常収支を調べる必要もあるでしょう。ただ、これらは毎日出るものではないので、いつ発表されるのかを事前に調べておき、その前後において、取引の材料に使うか、様子を見るか考えてみるといいでしょう。
もちろん、ドイツだけを把握しておければいいというわけではありません。しかし、他の国のすべてを把握するのも難しいでしょう。最低でも、テレビやFX会社の大見出しになるような記事だけは注目しておきましょう。例えば、選挙は代表的ですね。後は各国の政治家が他国の政治家と会談した後の発言などです。これらには、発言とそれに関する専門家の見解も示されることが多いでしょう。一つずつチェックしていきましょう。
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ニュージーランドドル円の関係でみると、2000年に40円近くまで円高に進みました。この背景には、ニュージーランドの不況が考えられます。しかし、その後、財政の黒字化、そこから考えられた景気回復、そして、高金利通貨としてニュージーランドが認められたこと等の要因が重なり、2007年には100円近くまで、上昇しました。
2008年には、政策金利は最高で8.25%まで上昇しました。このとき、1万通貨あたりのスワップは1日120円以上ついていたと思います。レバレッジ次第では、スワップだけでも大きな利益を得ることができたのです。
しかし、それも長くは続きませんでした。為替というのは、上下に激しく動くものだと、このときあたりからFXを始めた人は思ったのではないでしょうか。世界的な金融不安はニュージーランドドルにも襲ってきました。ニュージーランド準備銀行による段階的な金利の引き下げにより、下落局面に入っていったのです。44円まで下落しました。一気に半分以上です。
レバレッジを高めに設定していた人は泣く泣く損切りをした。そういう人も多かったのではないでしょうか。実際に私もそうでした。現在の政策金利は2.50%です。それでも、現在の他国の金利から考えれば高い部類に入るのかも知れませんが、2008年に8.25%まで上がったという現実から考えると、何とも経済とは恐ろしいものだということを感じますね。
さすがに下がりすぎたのか現在は60円台で推移しています。それでも、FX取引においては、ずっと我慢して持ちつづけていた人は少なかったのではないでしょうか。それぐらい、下落したと私は考えています。
ニュージーランドは貿易赤字の国です。ですから、貿易収支をチェックすることは必須になってくるでしょう。貿易収支はどのくらいなのか。マイナスになっている場合は、どのくらいのマイナスなのかをしっかりとチェックすることが大切でしょう。
もちろん、金融政策決定会合時における主要人物の発言にも耳を傾ける必要があります。現在は政策金利の上昇の可能性はあまりないという発言が多いのですが、経済状況によっては政策が変わることもあります。常に主要人物の発言には注意をしておきましょう。
また、ニュージーランドの経済指標は日本時間の早朝(6時から7時)に発表されることが多く、その時間帯は取引の量が多くないために、上下に激しく動く可能性もあります。レバレッジを高めに設定している場合はロスカット等に気をつけなければなりませんね。
南アフリカの中央銀行は南アフリカ準備銀行です。南アフリカの政策金利も段階的に下がっているとはいえ、他国の金利と比べれば、相対的に見れば高金利であると考えられます。ですから、特にスワップ意識をしている人は政策金利については意識して見ておく必要があるでしょう。
その政策金利ですが、南アフリカではインフレターゲットというものを設定しています。物価上昇率を決定し、その範囲内になるように、金融緩和を行っていくのです。もし、緩和をしても、目標数値内に入らなかった場合は、政策金利を下げる可能性があるということです。ですから。インフレターゲットがどのくらいなのかをしっかりと把握しておきましょう。