イギリスの中央銀行はイングランド銀行です。このイングランド銀行は1694年に設立された伝統ある銀行です。イングランド銀行はBOEと呼ばれています。中央銀行としての役割としては、1998年に制定された新しいイングランド銀行法によって、さらに強化されたと考えられています。
ほかのところでも書きましたが、イギリスといえば物価の問題が考えられます。物価高があるということと、失業率の問題というのは、切っても切れない関係であると考えられます。
BOEは、この物価高の問題を解決することを第一にしています。ですから、政策金利を決定するときも、物価のことをふまえて設定すると考えておくとよいでしょう。政策金利と同時に物価に関連する指数も調べておくとよいでしょう。
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まず、日本から説明していきます。日本の中央銀行は日本銀行です。日本銀行は「銀行の銀行」と呼ばれており、我々民間との取引はしないで、銀行との取引をする機関です。立場としては国の機関とされていますが、設立にあたっての出資額を見てみると、公的資本と民間の資本の両方があります。ですから、国の機関でありながらも、政府からは独立したものであると考えるとよいでしょう。
政策の金利は毎月中旬に会合を開き決定いたします。この会合においての政策金利の決定後の日本銀行総裁の発言は、これからの日本の展開についていろいろと見解を述べることが多いので、チェックをしておくとよいでしょう。日本銀行は政策金利を決定するほかにも、我々国民の資金の供給量も調整する仕事もあります。常に、日本経済のことを考えて運営しているということなのですね。
カナダは経常収支などが黒字であるという、先進国の中で優秀な国であると考えられていますが、それでも為替は大きく変動しています。1990年代は円高が極端に進み60円を切るという局面もありました。
その後は、少しずつ上昇していって、2007年代には125円まで行きました。しかし、2008年に金融不安によって、また下落局面、それも、ものすごいスピードで起こりました。現在は90円の手前推移しています。
カナダの相場を考えるときには、アメリカの経済について考えなければなりません。カナダはアメリカとの貿易関係がとても深いです。
カナダの輸出は全体の5分の4はアメリカです。ですから、アメリカの景気次第によって、カナダの為替相場も動く可能性があるということです。もちろん、アメリカが好景気になった場合は、その影響がカナダにも生じるということです。
為替に関しては、資源国であるということも留意しなければなりません。カナダは原油を産出しています。原油の埋蔵量に関しては、サウジアラビアが第1位ですが、第2位はカナダです。
中東に原油があるという考えが我々にもあるとおもいますが、中東には同時に地政学的なリスクが潜んでもいます。原油に関して、世界各国がカナダに対してどのようなスタンスをとるのかも注目する必要があります。
時折石油価格が高騰することがありますが、原油を輸入しているアメリカと原油を産出しているカナダでは、ここに関しては同じ動きをすることはあまりないでしょう。
実際に2005年に石油価格は急騰し、日本でも連日新聞の記事になっていましたが、この時も米ドル円は下落する反面、カナダドル円は上昇しました。原油だけではなく、天然資源に関しての価格についてはしっかりと把握しておく必要があります。
他の指標もしっかりと考えておかなければなりません。失業率は8%を超えています。日本が5%台ですから、これは、大きな問題と考えられるでしょう。
失業率の変化も視野に入れておく必要があるでしょう。住宅着工件数や、GDP、消費者物価指数などもチェックしておく必要があるでしょう。
繰り返しになりますが、カナダ通貨を取引する場合は、カナダ国だけではなく、隣国であり大国であるアメリカの動きをしっかりとつかむ必要があります。
そして、資源国であることを忘れずに、資源価格に関してもチェックをしておき、カナダで産出される資源価格に変動があった場合は、どのように動きが予想されるのかを考えてみましょう。